あなたの膝痛の原因は本当は膝ではない!?

こんにちは。
マラソンのロジカル先生こと五十嵐茂幸です。
膝の痛みはランナーを悩ます大きな問題です。
今回は、「動くと出る痛みが繰り返してしまう場合にはその原因は膝ではない」というお話
Contents
膝は犠牲者
膝はどう動くのか
膝は基本的に単純な曲げ伸ばしだけをするシンプルな関節。
太ももの骨と脛の骨が半月板というクッションを挟んで乗っかっているだけで、靭帯や筋肉で支えている構造になっています。
「膝は犠牲者」ともよく言われます。それはランニングなどの脚全体が動く時に本来の曲げ伸ばし以外の方向へストレスが掛かってしまうことで、内側や外側などに痛みが出てしまうのです。
膝へのストレスを減らすために動いて欲しい2つの部位
では本当に動いて欲しいのはどこかというと、股関節と足部の2ヶ所
脚のメインコントロールである股関節と、地面と接する足部がいかに本来の働きをするかが膝痛を再発させないためには必須です!
脚の司令塔:股関節
3Dに動く股関節
脚の動きをメインでコントロールしている股関節は、前後の曲げ伸ばしだけでなく、内外、捻りと3Dに動くことができる関節
膝にも影響を与える左右のブレを抑えるのは、股関節をまたぐ内ももやお尻の筋肉たちの働き。
それだけでなく股関節をまたぐ、お尻の大殿筋やもも裏のハムストリングス、もも前の大腿四頭筋などの大きな筋肉たちの影響によって、ストライドつまり走るスピードを決めるといっても過言ではないのです。
股関節周りの筋肉を動かそう
お尻やもも裏、内ももなどはシェイプアップしたいとよく名前が上がる部分。これはつまりあまり働いていない、活用できていない人が多いということを意味しています。
トレーニングなどで眠ってしまっている筋肉を起こしていく必要があるのです。
衝撃を次に活かして動きをサポートする足部
扁平足や外反母趾 = 足部の姿勢の乱れ
足元でブレの微調整をし、着地の衝撃を次に繋げる役割をしているのが足部と呼ばれる足の指の部分
扁平足や外反母趾といった足部の姿勢の崩れがあると着地の際に膝が内側に入ってきたり、それを気にして意図的に膝を外に向けようとするようなブレに繋がり、膝へのストレスになってしまいます。
唯一の地面との接点!土台を見直そう
足部はランニングでは唯一地面と接して、力の作用点になる部分。当然土台が崩れれば、いかにその上の身体を整えてもピサの斜塔状態。
足の指も基本的には手の指と同様の構造なので、握りこぶしのようにグーになり、全ての指が開いてパーになることができます。
土台になる足部もまた眠っていませんか?足指ジャンケンから、攣らずにできるように練習してみてくださいね。
脚全体のチームワークでスムーズな走りへ
膝の痛みを繰り返さないためには股関節と足部の働きがとっても大切!
それぞれの動きができてきたら、最終的には3つの部分がきちんと協力して働くようになるまでで完成。
バレーボールならレシーブ・トス・スパイクの3つが揃ってこそチームとして機能します。
股関節・膝・足部のチームワークを整えて、一部にストレスが集中しない動きを身につけていきましょう!
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五十嵐 茂幸

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